僕のモラトリアム エッセイ⑴

僕のモラトリアム エッセイ⑴

僕は常日頃から「生きる意味」や「自分とは何か」など青臭い悩みを抱き続けている高校2年生だ。

どうやら僕は今、人生の中のモラトリアム期間というものに突入しているらしかった。

僕は24時間悩んでいる。

あまりにも悩みすぎてもうわけが分からなくなってきた。

自分の心ほど難解なものはないと思う。

それゆえ僕は自分の心を整理する一環として、ここにエッセイを書くことを決意した。

自分を客観的に見つめて、問題の解決を考える。

そうすればきっと、僕の人生はいい方向に転がっていくはずである。

と、手始めに文章を書き綴ってみたのはいいが、僕にはどうしても分からない。

何が分からないのかと言えば、これが自分の本心であるかが分からない。

もしかしたら僕は、「人生に悩み衰弱している可哀想な自分」に酔いたいだけかもしれない。

また、たいそうなことを言っているが実際はただ承認欲求のためにエッセイを書くのかもしれない。

事実、承認欲求のためという気持ちは少しはあるのだ。

僕の中に自己嫌悪の感情が芽生える。

いや、僕はそんな自分が本当は好きなのかもしれない。

僕は悩みたくて悩んでいるのだろうか。

僕はきっと変わることを恐れているんだ。

もう悩み続けて結構経つから、僕はこのまま悩み続けていたほうが楽だと、そう感じている。

じゃあ初めの文言は嘘なのか。

いや、変わりたいという気持ちも確かに存在しているはずなんだ。

自己実現して幸せになりたい。それが本当のはずだ。

僕が本当に幸せになりたくて行動しているのか、それとも幸せになりたいふりをしているのか分からない。

いや、それらは両立しているのか?

おそらく沢山の葛藤が僕の中にはあるのだ。

弱い自分が好きな僕。弱い自分が許せない僕。

変わりたい僕。変わりたくない僕。

結局のところ、僕が確固たる意志で「変わること」を選択するしかないんだ。

そして自分の感情に折り合いをつけ、うまく付き合っていくことがモラトリアム脱却のカギなんだ。

さっきの文章で少しゴールが見えた気もしたが、僕はやはり自分の心を疑ってしまうというか、自分の文章が嘘であるというような気がしてしまう。

さっきのが僕の心を文章化したもの? 本当?

僕は今までに自分というものについて深く深く思索してきたが、どうにもしっくりこないのだ。

もしかすると、人間の心を正確に定義することに無理があるのかもしれない。

確かにさっきの文章は理論としては筋が通っている気がするのだけれど、一部、何かが違う。

決定的なミスをしているような気がする。

自分の心の何かから目を背けているような気がする。

この気持ちはなんだろう。

「僕」という形は確かには存在していなくて、もっと自由なもののはずなのに、僕自身が僕の形を制限してしまっているような気がする。

僕は、今この一瞬からだって変わることができるはずなのに、自分をわかりやすい枠「思春期の悩める少年」に留めて安心したいからいつまでもこうしている。

いつも周囲の目が気になってしまう僕がいる。

けれど、そんなものは確かに存在しているものではない。

いつも堂々として、人の目を見て話したいなら、そう在ればいい。

「僕」に関してはよく分からない。

しかし、もっと建設的に考えると、僕が目指す自己実現。

簡単に言えば、人間社会で自分が何かを創造して、誰かに喜んでもらう。社会の中での役割を認識し生きがいを得ること。

そのために行動をすればいいのだと思う。

ひとまずそれが健全だ。

僕は、人と関わる機会を増やすためにコミュニケーションスクールに通っている。

やはり会話というものは慣れが大きいので、積極的な練習が必要だ。

また、読書や趣味についても、できるかぎり頑張っている。

いつも考え込んで心の内に籠ってしまわず、外界へ注意を向けることは大切だ。ラッセルの幸福論に書いてあった。

だけど、ときどき今のように思考を巡らしがちだ。

僕の本当の心。僕は本当に対人恐怖を克服したいの? 幸せになりたいの?

僕は変わるべきなのか。

そもそも、そんなふうに葛藤している心は本当か。

自分が分からないから何をするにも確証が持てない。

それでも僕は生きる。行動しなくちゃいけないから、足掻く。

いつかどこかに辿り着いて、色々なことが腑に落ちるのだろうか。

結局僕はモラトリアム期で思春期拗らせた、ただの高校生だな。

言葉にならないもやもやを抱えて、それでも生きていくしかない。

ああ分かったよ。何もわかってないけど。

なんだか本当に意味が分からないエッセイになってしまったし、きっとこれは正確じゃないけれど、これはこれでよかった気がする。

また何かあったら(2)で書きます。。

 

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