溢れてどうしようもない君への想い。お誕生日おめでとう。どうしようもないこの想いは君に届かなくていい。

溢れてどうしようもない君への想い。お誕生日おめでとう。どうしようもないこの想いは君に届かなくていい。

僕ほど拗らせた非モテ男はこの世にいないんじゃなかろうか。。。

そんなことを思わざるを得ないな。笑。

今日は『彼女』の誕生日である。

『彼女』とは、僕が2週間ほど前、Twitterで出会った女の子のことだ。

この2週間、思えば色々なことがあった。

鬱屈としたこんな夜には、

彼女のことを想った2週間を、彼女に拒絶された2週間を、僕は思い返してみるとしようか。

その時の僕は、ちょっとした悲しいことがあって落ち込みに落ち込んで、何も行動する気力がわかず、ただTwitterで『死にたい』とか『死のうかな』とかそんな言葉を検索して遊んでいた。

たくさんの人が死にたがっているようだった。

そんなこんなで、暇だったので、僕は病み垢の女の子に話しかけることにした。

病み垢の女の子に話しかけるのは5回目くらいだった。

「よかったら仲良くしませんか?!」

それが彼女との出会い。

彼女は「私に依存してほしい」というようなツイートをしていた。

「この子は依存したいんじゃなくて依存してほしいタイプかぁ」

僕はメンヘラなので、喜んで彼女に依存することにした。

「僕のこと心配してくれる人なんているのかな?」

こんな僕のメンヘラツイートに「心配する…」

とリプしてくれた彼女。

もうこの時点で好きになるよね。

僕はTwitterでもぼっちであるゆえ、リプなんてほとんど貰えないのである。

それなのに、こんな僕を彼女は心配してくれた。

たとえ嘘だとしても僕は嬉しかった。

彼女は僕の渇いた心に水を注いでくれたんだ……。

DMでお互いに『大好き』って言い合った。

『ありがとう』ってたくさん言えた。

こんなことは初めてだった。

こういうことがしたかったんだ。僕は。

馴れ合い、慰め合い、決して核心に触れない当たり障りのない言葉のキャッチボール。

「まだ会ってすらいない、ただのネットでの関係なのに、大好きとか愛してるとか馬鹿みたいだな」と、そんなふうに嘲る自分も確かに存在したが、それ以上に幸せに感じ入っている自分の方が圧倒的に勝っていた。

こんなに依存して、彼女は疲れてしまわないだろうか。

僕にはそんな心配事があった。

しかし、それは杞憂だった。

ライバルが到来した。

他の男の依存しますメールを、彼女は嬉しいといってツイートしていた。

1番になりたいと彼女は言った。

だから僕は彼女を誰よりも1番愛すことにした。

君を1番愛しているのは僕だから、頼むから僕以外を見ないで。

愛の力なら負けないと思った。

僕はそこで勝負しようと思ったんだ。

愛というアイデンティティでねw

……

歯の浮くような痛々しいメールを送り続けた。

ずっと君のことを考えているよとか、ずっと一緒にいてほしいとか、大好きすぎるとか。

しかしどれも本心だった。

積極性を意識し、彼女の欲している依存とは何かをよく考えてメールのやり取りにいそしんだ。

他の男に彼女を取られることを恐れた。

自分に自信がないから。

「僕のことが1番好き? 誰よりも愛してる?」

「せつなくんが1番好き 誰よりも愛しているよ?」

そんなやり取りをした。

彼女は女子高生だ。学校で出会いはいくらでもあるだろうし、僕が1番好きだなんてのは嘘だと思った。

まぁそれでも超嬉しかったけれど。

実際、僕の愛の熱量が伝わればそれでよかった。それが目的であった。

そしてついに、会う約束を取り付けた。

かなりの急展開である。だって知り合って2日目だよ?

「会ってお話してご飯食べてどこか遊びに行こう」と僕が言う。

これは僕の夢だった。

こんな青春を僕は一度でいいから味わってみたかった……!

日時は10日後に決まった。制服デートだ。

僕は、これはハードだぜ……と思った。

ただでさえ女の子の気持ちは変わりやすいんだ。

ドタキャンされる……。

「いや、頑張るんだ僕! この10日間、良い感じの関係を維持すれば夢が叶う! 灰色な毎日とはおさらばさ!」

それからというもの、僕は常にびくびくしていた。

彼女が突然冷めてしまうんじゃないかと。

さらに僕の恐怖に拍車をかけたのは彼女のインスタグラムだ。

彼女に誘われインスタを始める僕。

ちなみに僕は『インスタ=陽キャ』だと思っている。そしてその予想は当たった。

彼女はかなりお洒落で、友達もいて、なんかすごかった。

僕は陰キャだから、友達と出かけるなんてまずないのだよ。悲しいなぁ。

病み垢……? と一瞬疑問符を抱いたが、まぁ友達いても寂しいみたいな人っているもんね……と納得した。

僕はインスタのストーリーで彼女への愛を綴った。

LINEも交換してたくさんやり取りをした。

僕は常に彼女のことを考えていた。

彼女からのメールには1分も立たずに気がつくことが多かった。

「ありがとう!!」「大好き!」

彼女からのLINEメッセージ。

僕は幸せだった。

インスタを見る限り、彼女には本命の男子がいるようだったけれど、別にいいと思った。

僕は僕のポジションを徹底すればいい。

僕のポジションとはすなわち、彼氏や友達などの親しい人には言いづらいこと、弱音を吐ける休憩所的役割。

何でも言える、気楽に構えられるどうでもいい人ポジ。

そうして次第に心つかんでいければいい。

そうなれれば勝ちだと思った。

僕って最低な奴だとつくづく思う。

だって、僕にかまってくれさえすれば本当は誰でもいいんだ。

本当は誰かを本気で好きになったことなんてない。

ただ彼女が、僕が弱ってるときに優しい言葉をかけてくれたから。それだけなんだよなぁ。

それだけでこんなに執着しちゃうんだよ。僕という奴は。

愛ってなんだろう。。

閑話休題。

僕は彼女とのLINE以外の時間は、デートプランを考えたり、盛り上がる話のネタを考えたり、女性と男性の会話の違いについて学んだり、ワックスのつけ方を練習したり、笑顔の練習だったりに費やした。

今回は制服だからいいが、しっかりとした清潔感のある服を一式そろえた方がいいかもと、ファッションについても色々と調べた。

デートの3日前、彼女から「顔見たい」と言われた。

僕は慣れないワックスを髪に塗りたくり、外の景色がそれなりにいいところで、最大限自然な顔をして自撮りを取った。

努力の末、僕史上最高の自撮り写真が撮れた。それを送った。

彼女に嫌われたらどうしようとドキドキした。

暫らくして、彼女から好きと言われた。

僕は顔に多大なるコンプレックスをもっているため、本当に安心した。

早く会いたいねー、と2人で話した。

どこか2人で甘いもの食べに行こうって。

良い雰囲気だった。

疑い深い僕でもこれは確定だろ、と思った。

その次の日の夕方、デートまであと2日というちょうどいいタイミングで、彼女は僕とのデートをバッサリと切り捨てた。

……

何が起きたのか分からなかった。

彼女曰く緊急で予定が入ったと。

僕は別の日に会えないかと訊ねた。

結果、やんわりと断られた。

女性を甘く見ていた。

大好きも早く会いたいも全部社交辞令だった。結局はイケメンじゃないとダメなんだ。

絶望的な気持ちになった。空虚感が襲ってきた。

僕は最後に、彼女に自分の気持ちを伝えなきゃと思った。

僕は拒絶された。あなたとは会いたくないと。

これまでの、お互いに大好きって言う関係に戻れるはずもないので、仕方なかった。

というか、もう終わらせたかった。

『君が僕のことを好きじゃなくても、僕は君のことが1番好きです』

よくこんな気持ち悪いこと言えるな、と僕自身思う。

けど、言いたかった。

昨日も今日も、本当は、君と一緒にいたかった。

君に誕生日プレゼントを買ってあげたかった。生まれてきてくれてありがとうって言いたかった。

僕は引きずっていた。

どうすればいいのか分からない。

まだ会ったこともないんだ。それなのにこんなにショックを受けて気持ち悪い。

そう、一度も会えなかった。

始まることすらなかった。

ネット恋愛で失恋とかw

彼女は別に悪くないのだ。

好みじゃなかったら振るのはその人の自由だし。

ごめんなさい。こんなに女々しくて。

抑えられない気持ちをブログで綴って心を落ち着かせようとしている僕は情けないな。

いや、弱気になってはいけない。

顔以外に、モテるために必要となるのは自信と心の余裕だ。

まずはそこらへんのメンタル面を鍛えていかねば!

僕は彼女に感謝している。

この2週間、とっても充実していた。

こんなにたくさん僕とメールのやり取りをしてくれた人はいない。

嬉しい言葉をかけてくれた。

彼女のおかげで、僕は自分のことを女性の視点から客観視することができた。

学べたことは多かった。

決してマイナスじゃない。

ありがとう

大好き

1月25日になるたびに君を思い出すよ。

お誕生日おめでとう。

 

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